terunojou_51’s blog

しがない役者の生活録。

心の奥底に眠る純なもの

今日放送の「ザ!世界仰天ニュース」。

内田裕也樹木希林夫妻の仰天の夫婦生活について取り上げている。

 

今の時代、様々な夫婦の形があると思うけど

型破りというか、破天荒とういうか

そういう意味でこの夫婦は群を抜いているのではないだろうか。

 

女優・樹木希林さんの出演作品はほんの一握りも見れていないだろう。

内田裕也さんにいたってはゴシップやエンタメ報道で見た記憶しかない。

 

そんな二人の関係性を垣間見ながら

なぜか共感してしまう自分がいるのです。

 

それは希林さんが裕也さんに見出していた

「ひとかけらの純なもの」

という言葉にあるのだと思います。

 

正直なところ。

妻に告白されてお付き合いを始めてから

幾度もの修羅場がありました。

過去のこと、アル中気味のこと、男性関係のこと…等々

何度となく別れたり復縁したりしながら

それでも縁を繋いできました。

それはひとえに

「私のことを正しく導いてくれるのは貴方しかいない」

という妻の言葉があったからです。

これはなかなか言える言葉ではありません。

その言葉があったからこそ

どんなことがあっても妻のことを見限ることはありませんでした。

 

「無償の愛」を捧げようと

気を張っていた時期もありましたが

見返りを求めないのもやがてはつらくなるもので

これが本当に愛情からくるものなのか

それともただの情けからくるものなのか

迷ってしまうこともありました。

 

そのうえでグルグルと考察を重ね

理屈では到底言い表せないこの関係性を

別になんとも思わなくなりました。

時には諭し、時には諦めて

でも根っこの部分ではしっかりと繋がっている。

これだけで十分なんだと

今は思っています。

 

年齢とともに容姿は衰えてしまいますが

心の奥底にある人間性であったり

心の輝きというものは不変なのではないでしょうか。

だからこそ、妻の純な心には今も魅了させられています。

この輝きを消してしまわぬよう

また失ってしまわぬよう

私はこれからも支え続けていこうと思います。